アカデミアの隅っこから

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221111 妊娠7か月の雑感

 産前産後の申請やら、研究の引継ぎに必要なことやらを進める。今月は資格取得の講習と学会参加があるので、それが終われば少しは落ち着くだろうと見ている。10月と11月は妊娠中最後の動ける月だった。というより6月下旬に妊娠がわかった後、7-8月までつわりで苦しんでいて、実質元気に動けるのは9~11月しかなく、12月になると動きが鈍くなり実験ができるかは不明、1月は産休(だが働いてはいる)、みたいな状況になる。9、10月は余裕があって、健診も少なくむしろ妊娠出産のことを考えずに済んでいたが、11月になってから健診が2週間に一度になり、お腹も重いし、出産準備を始めないといけないし、という状況で実際に心と体の余裕があったのは妊娠5-6か月の間だけだった。

 これまでとは違って、自分は「産む性」なのだなということを深く実感した。諸々の手続きも健診も、日々変わりゆく体調も、産後の傷も新生児育児も一手に引き受けなくてはならず、備えるためには要領と根気が必要。「女性こそ強くあれ」と思っているし、忙しいのも大変なのも、今は別に気にならないのだが、まあ出産育児のイベントが男女(夫婦)の分断を生むというのはわかる。これまでの毎日と何にも変わらない男性と、日々変わっていく・変わらざるを得ない女性が同じ感覚でいることは難しいし、このイベントは男性からの共感は得られないだろう。だからこそ母親という繋がりでみんな仲良くなるんだなと思う。

 女性の「夫にもわかってほしい」は永遠に叶うことはないし、だからこそ寂しいんだよなと思う。体が重くなって動かしづらくなってきた今月のはじめに、「お腹も大きくなるし動きづらくて思うようにいかなくてイライラするしやだ~」とつわり以来の愚痴を言ったら、「それは…もう…頑張ってとしか(言えない)」と返ってきた。そうだよな、わかりっこないんだよな。自分が何を求めてぽろっと愚痴ってしまったのかも意味不明だったが、日々の変化に不安になって弱気になっていたんだと思う。今はもう面倒くさくなって「やるしかねえ」と思ってるけど、その辺みなさんぐっと飲みこんでるんだろうか。このイベントの中でも一瞬のことなので、既にお母さんになった人に聞いても「あー!あったあった~懐かしい」みたいに言われるので、母親になってからの負荷の方がすごいんだろうな。甘えたことは言ってられない。

 

 大物のベビー用品もそろってきた。服とか寝床は準備できたし、あとは消耗品と小物と入院準備。相変わらずお金がないので友人からもらったり、安くあげるために中古のベビーグッズを買ったりしている。長い長いと思っていたが、あと4か月ほど。頑張る。