アカデミアの隅っこから

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辛くて動けない休日

 何か約束があれば動けるんだけど,家の中でしたいことがほとんどない。ボードゲームをするとか,本を読むとか,したいことはあるのだけど,私は「自分の部屋」とか「自分の家」という空間では,ほとんど動けなくなる。

 家の中にいるのが嫌いなのではない。好きなのだが,自分のシェルターになってしまうと,ほとんど寝てしまう。テレビをつけたり,うるさくなって消したりして,本を読みたいけど集中できずに何度もネットサーフィンをしたりする。ネットサーフィンをしていたかと思うと,同じサイトを見すぎて頭が痛くなったりする。スマホのゲームは嫌いなので一切しない。情報を得る事,考える事が目的なのだが,自分の知らない情報が多すぎると,頭が混乱して情報の吸収をやめる。

 この土曜日は,午前中に十分寝た後,夜まで掃除をし家具の配置を変えたり整理したりして過ごした。この日はとても有意義だったが,日曜日は何もすることがなくなり,選挙に行った後はほとんど寝て過ごした。食事は自分で作りたかったので,間食のためのケーキを焼いたり,料理を作ったりしたが,それでも数時間は頭の痛くなる時間を過ごした。

 平日になると,助かった!とさえ思う。平日は休日が来るのが待ち遠しいが,休日は休日でシェルターから出たくなるのだ。たぶん,シェルターにこもる時間は半日でいい。調整をせねばと思う。

3か月半が過ぎた

 大学に勤め始めて3か月半が過ぎた。3か月の間は業務だけで必死になっていたが,今月から研究も再開した。ようやく頭の整理ができてきたので,ほっとしている。私は,新しい環境に慣れるのが人よりも遅い。ToDoやチェックリストを書いたりして,やっとミスなくできる。育ってきた環境なのか,私の持っている気質のせいなのかはわからない。

 タイトルが決まらなくて日々変更している。仕事のことも書くし,生活のことも趣味のことも書こうと思って現行の形にした。ボードゲームを教えてくれた友人は,ブログもTwitterもnoteもやっていないのに私が先に始めるなんておこがましいので,メインは仕事と生活のことである。

 以前勤めていた研究所の大先輩が,noteに日記を書いておられてとても刺激を受けたので,私も日々の仕事記録を継続的に書いてみる。

TO DO が上手く行かない話と帰ってからの勉強の話

TO DOが上手く書けない

  • 書けば仕事も捗るのだが、すぐメモする機能がない。よって、すぐに「やらなきゃいけないこと、他にもあったよね?なんだっけ」となってしまう。解決策としては、メモを首から下げる方式を復活させようと思う。
  • 書いたら書いたで、「ここまでクリアできたけど、TO DOで完了するには至らなかった」場合が多い。大抵、三角の記号を描くか、項を2つないし3つに増やして対応するのだが、非常に煩わしい。最初から区切れたらいいのに、そうもいかない。後で区切って書いても、遜色ないように書けないものか。
  • 紙なのか、電子なのか問題がまだ解決してない。iPhoneに書くというので続けてきたが、メモ書きとしてはノートがとてもやりやすい。向いている。でも、常に手の中にあるのはiPhoneで、ノートは持ち帰るのを忘れたら死ぬ。どっちか決めかねている。でも、決めねばならんので、とりあえずiPhone方式にする。
  • 理想は頭の中に全部入っていて、各作業を段階に分けることができて、さらに締め切りも覚えられていて、クリアしたら消去、あとは確認作業ができる状態にできること。それに近いのがiPhoneなんだけど、スマホにメモは嫌がられるじゃないですか、今のご時世。頭で覚えたのをiPhoneに書くのがいいんだろうけど、頭がポンコツだからどうしようもない。
  • 打ち合わせの時に使用するメモに加えて口頭で頼まれた時に対応できるメモが必要

 

家に帰ってから何ができるかの話

  • 4月中は、平日に家に帰っても、やりたいことはほぼ何もできなかった。
  • 料理とか洗濯、お風呂に入ってテレビを見たり、人と電話するくらいはできた。
  • このままではいけないと思っている。本当は、家に帰って勉強するなり本を読むなり、運動したりしたい。休息でなく、将来のために時間を使いたいのだ。
  • まあ言い訳なんて言ってないで、時間を決めてこなせばいいのだけど。それにても疲れている。

勤務時間と働ける正味の時間

朝7時台に大学に到着するよう通勤のバスに乗った。これより遅いと、乗客が多すぎてバスに乗れない。ゆえに逃すと次のバスを15分ほど待つ必要があり、バス待ち含め通勤時間がトータル1時間になる。学生時代は、最寄駅から徒歩で通える大学に通っていたので、ここらへんの通勤事情は想定外だった。

一日、まだどんなに頑張っても連続で働けるのは8時間だ。休憩を挟めば、12時間働ける。裁量労働制で途中休憩を許されているので、まあまあ遅くまで働ける。もっと効率よく働きたいけど。今日はもう終わり。20時に帰宅できるよう帰る。平均的な日本人なので6時間睡眠では足りていない。

頭が多動なので、頭に負荷のある今くらいの状態がちょうどいい。思考停止まですると業務終了だが。

助教と助手

 私の勤務先の大学(というより講座)は、助教はまだ実験助手程度にしか見てくれない。他の大学なら、助教は自分で計画から実験までして、自分で論文も書いて、少し授業も担当するのだろうけど、うちの講座では実験助手や授業の雑用、講座の庶務が助教の役割である。

 私は誰でもできるような雑用も楽しいのだけど、ほぼ毎日「これは助教じゃなくて学位のいらない助手さんの仕事だなー」としみじみ感じる。文科省が国立大の助手を助教と置き換えて、教育業務にも研究にも主体性を持って参加できるようにしたのが2007年。うちの大学は、最近まで教授を助ける立場としての助教を雇ってきた。ゆえに助教に就く人はとくに学位も必要無かったらしい。そういう理由で、雇われた助教のほとんどは修了したての元・学生さんだった。ところが最近、大学の規定で、助教を雇うにも学位が必要となり、さらに論文等の業績があることを求めるようになった。なので、修了したての人は雇えなくなり、外部から雇うようになったとのことだった。移行からあまり時間も経っていないので、まだ助手としての仕事も据え置きで、どっちかというと教育業務は助手ができることがほとんどで、業績をポスドクを足したような立場になっている。

 助教を、ポスドクのように研究メインに使うか、教務助手のように教育メインに使うかは、その講座の歴史を見るとよくわかる。教務は自分にしかできない仕事ではないので、やり甲斐はあまり無い。だからこそ、研究も頑張れるのかなとは思う。

 

TO DOがまだ機能している

頭が多動気味なので、TO DOリストを書いて消す作業をしている。

使ってるのはiPhoneのメモ帳だ。iCloudメモなのでPCでもiPhoneでも見ることができるのがよい。複雑なアプリを入れたりすると死ぬ。以前はノートに書いていたが、ノートも一冊にまとめる派なので、なんというかTO DOだけのページを作る余裕がなくなって、結局書かなかったりするので、メモとノート一冊にしている。本当は、電子メモだけにしたいが、スマホでメモしながら話を聞くのはかなり勇気がいるし一発アウトだと困るのでやってない。

そんなこんなで一週間メモをし続ける。教育業務は雑用の山なので、一気に片付ける日を作ると私の多動な頭にもフレンドリーだ。曜日限定でしかこなせない業務以外は、雑用含め月曜日に一気にこなす。多動な頭なので「えー!こんな先のことももうやっちゃうの!?」という意外性をもたせるほど、頭が動いてくれて楽しい。刺激に弱いのである。もともと夜に頭が動くタイプなので、昼間は体を動かすのが向いている。ゴミを出したり、振り込みに行ったり、「これは助教の仕事じゃないよね〜」ということも昼の時間帯に済ます。まあ、ゆっくり仕事できるのが月曜日しかないというのが本音。

今日は雑用がほば片付いたので良しとする。まー12時間以上いたんだからゆっくりでも片付くの当たり前なんだけど。

大学教員も土日は休んでもよい

休みの日も結局早く起きてしまう。以前は休日を一緒に過ごせる相手もいたのだが、別々に暮らしているので、最近はデートに行くこともない。

大学教員は土日は休んでもよいことになっているが、メールのやり取りは土日も続いていることが多い。前の職場では、「休みの日にメールは野暮」「休みの日くらい仕事から離れてリフレッシュしろ」だったのだが、まあ教員に土日はない。小中高の教員に土日休みがないように、我々にも休みはないのだ。講座のイベントや、学会等で月末の土日はほとんど休み無しだ。代休もほぼ取らない人が多い。ブラックだ。ブラックだけど夢があるから人が来る。大学って本当に怖い。

結局今日は、積み本の消化をすることにした。私の一番の喜びは、愛する人に尽くすことである。愛する人の洗濯済みの服や下着をたたんでいる時間が至福なので、自分のための積み本の消化をするのは不本意だ。距離があることは仕方がない。どこでもドアが早く開発されることを望む。